4月20日、「おいハンサム‼2」第3話は食にまつわるストーリー。まあ、どの回も何かしら食べたり飲んだりしているシーンは多いのだが。食は大事だね。
源太郎パパ(吉田鋼太郎)の本日のランチは、立喰いそば屋。温かいゴボウ天そばに油揚げ刻みのトッピング。稲荷寿司を一個添えたのがお気に入りのようだ。得意先を迎えての社内接待用は、うな重を用意させていた。この絵は美味そー。部下たちが妬んでしまうのも無理ないかな。
しかし、このうな重を前にして、得意先方々にトラブル発生問題が飛び込んできた。プロジェクトのパンフの顧客情報印刷に誤りがあるとか。とある社長のプロフィール表記の「神戸市出身」が「兵庫県出身」になっていた。それは、大問題だと。これって神戸あるあるですね。源太郎は言う「神戸市は兵庫県でしょ」 その通り。でも、神戸の人間は「神戸は神戸、兵庫県全般でくくらないで」という変なプライドがあるという。よくご存じでと笑っちゃいましたが、最近はそういう風潮も昔ほどでは無いのでは・・・と、神戸市在住の私は感じています。
得意先のトラブル勃発の折に源太郎一人がうな重を食べきったことが、社内外で問題になっていた。緊急事態にうな重を完食したことが今後のプロジェクトパートナーとして問題だと言われ、勿体ないから自分の分を食べただけの源太郎は困惑する。そこへやって来た得意先本部長(相島一之)が部下を戒め、源太郎に頭を下げて詫びる。「平時でも有事でもちゃんと食べられる人間が生き延びるんだ」と。ビジネスと言う戦場で平常心で闘える源太郎を信頼しているという力強い理解者がいてくれて良かったぁ。
会社の大事なプロジェクトを任された由香(木南晴夏)は、取引会社のイケメン年下社員から食事に誘われる。「私のもてない期、終わった?」と思ったものの、自分の今までの恋愛遍歴を振り返って、自分にはどんな恋愛スタンスが向いているのか悩む。食の好みでも恋愛でも美味しい所をちょっとだけで良いのが私だと思っていた由香だが、大盛焼きそばを勧めてくれた年下男に言われた「お腹一杯になりましたか?」との一言で、子供の頃にお腹いっぱい食べて幸せだったことを思い出す。ちゃんと食べたかった自分を思い出す。食事も恋愛も摂食障害おこしかけていたことが分かって良かったよ。
最近、世間のいろんな人の言動が心に触り、気持ちがザワザワしている里香(佐久間由衣)はラーメン店で大盛ラーメン完食の「ラーメン戦士」に挑戦中。あぁ、ラーメンも良いよね。実に美味そうだ!
ここで、渡辺(太田莉菜)にラーメン愛を熱く語っている大森(浜野謙太)と遭遇。食べ物がらみで何故か縁があるようだ。
渡辺に「出張が増えそうなので、君がぬか床を育ててほしい」と自宅でぬか床レクチャーする大森くん。遠回しなプロポーズのつもりかもしれないけど、またしても伝わってないよ。響いてないよ。渡辺が感じている「ぬか床ハラスメント?」はあながち間違ってはいないようだ。腕組して見下ろしている大森と膝ついてぬか床を混ぜている渡辺の絵面は、かなりシュールだ。
里香は乗り気じゃないのにまだ食事に誘われているのか、昔話しかしない酒井くんに。幻のマッコリを餌に酒井の自宅に誘われるが、酒井の部屋のあらゆる物に使い始めた日のラベルが貼られていることに気づく。椅子にも電話機にも壁に飾られた絵にも・・・という事は、付き合い始めたら「私」にも・・・と想像した里香は「それだけはイヤ!!」と叫び、逃げ帰る。それは賢明な判断だ。気づけて良かった、セーフだよ。気持ち悪い癖あり男だったね、酒井くんって。
昼休み、美香(武田玲奈)はシイナさん(野波麻帆)と共に人気洋食店のランチを目指すが、満席で待つ羽目に。そこで、恋人ユウジ(須藤 蓮)にしつこく迫っていたあの鼻血女と遭遇。大企業勤務だったようで、首からIDカード下げている。そして、店の窓越しに美香に対してマウントを取ってくる(ように見えてる)。当のユウジは、漫画家としての勝負期に入っており、美香に勝負飯を作ってほしいと懇願する。情緒不安定なユウジ、どんどんキャラが変になっていくね。激しく地団駄踏んで、デフォルメもキツくなってる。美香が作ったカレーと丁度良い加減で茹でられた卵の組み合わせは絶品のようで、ユウジの胃袋は鷲づかみされる。
このゆで卵のように丁寧に育てられた美香にユウジはぞっこんだと思うよ。
千鶴ママ(MEGUMI)の月に一回の楽しみは駅前の寿司屋に出前してもらう桶の握り寿司だ。
今回もウザさ満開のご近所ミチル(藤田朋子)が絡んで来てもバッサリかわす男前ぶり。「マグロだけちょうだーい」って何なんだろうね。ミチルは、よくいる「ひと口ちょうだい」タイプの奴だね。千鶴ママは、幼い娘たちの子育てに奮闘していた頃から、月いちのお寿司タイムで英気を養って頑張ってきたんだね。
今回ラストの源太郎の金言。「腹ごしらえは大切だ。食べることは生きること。生きることは闘いだ」「毎日、当たり前に食べよう!」日々の食事の大切さを改めて説いてくれている。しっかり食べられる体と心で、今日も頑張るぞ!