日本初の民間ロケット「カイロス」打ち上げ失敗 空に散る・・・

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3月13日11時過ぎに和歌山県串本町の発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げられた宇宙事業会社「スペースワン」の小型ロケット「カイロス」初号機が、打ち上げ直後に爆発して失敗に終わった。

見学場には多くの人が打ち上げ成功を期待して集まっていただけに、爆発の瞬間の驚きと落胆はかなりのものだったと想像する。涙ぐむ子供たちの姿も見られ、大人が見ても衝撃的だっただけにこの光景がトラウマにならなければ良いなと思った。

「カイロス」の名称は古代ギリシャ神話の神カイロスから命名されたと聞いた。「チャンスの神様は前髪しかない」というあの神様だ。カイロスの特徴は、前髪は長いが後頭部が禿げているという風貌だ。ちょっと無いインパクトの強さ。

「1話5分で読めるギリシャ神話」より引用

チャンスはすぐに捕まえなくちゃ後からじゃ無理よ、だってチャンスの神様には前髪しか無いんだから・・・っていうあれだ。好機を逃しちゃいけないというのは、とても共感できるのだが、ロケットの大爆発を目の当たりにして、好機って本当のところ、いつが正しいんだろう・・・と何だか複雑な気持ちになった。


はじめてのギリシャ神話解剖図鑑 [ 河島 思朗 ]

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