5月4日、「おいハンサム‼2」第5話。突然、「フランスに行きたい」と言い出す美香(武田玲奈)。ユウジ(須藤 蓮)と鼻血女(逢沢りな)との一件でモヤモヤしたままで、とうとう逃避したくなったようだ。
原(藤原竜也)の存在が気になる里香(佐久間由衣)は朝のウォーキングで、大森(浜野謙太)に遭遇。やたら出くわす大森にイラついている。しかし、すごい腹だな。どんどん豊満になっているような・・・大森の腹。誇張が過ぎてないか??
どうしても生理的に受け付けない大森が、万が一にも、姉の由香(木南晴夏)と寄りが戻って結婚ともなれば「大森が親族に」・・・ありえないと杞憂している里香。元旦那からはしつこく連絡があるし、イライラが尽きない。そんな折、原にウォーキングに誘われ、路面店でたい焼きを買って半分こする。じゃんけんで勝った原が半分に割って、里香にどちらが良いかと選ばせた。分けた方も選んだ方も嫌な思いをしない方法だと言う原。話すほどに存在が大きくなっていく既婚者の原は、今や心のオアシスか??
ユウジと距離を置いたままの美香は、仕事のデータを消してしまった後輩 ノブ(斎藤璃祐)を救うために一緒に残業。すっかり遅くなり、空腹の二人はどうしてもホットドッグが食べたくなり、探し回るが見つからない。ノブくんって、ユウジにタイプが似てるよね。純粋?天然?「わーーっ」って叫んで走っていく様なんて、そっくりだ。ようやく食材を手に入れ、社内で作ったホットドッグを頬張り、ビールを飲む二人はいい感じだ。
今回登場は癖強俳優の山内圭哉。威圧感のある大阪弁で、大声でまくし立てるパワハラ男のイメージが強い俳優だ。思い出すのは、新垣結衣と松田龍平主演の「獣になれない私たち」でガッキーが勤務する会社のパワハラ社長役だ。あー、やな奴だったなーと印象に残る迫力演技だった。
この度は、源太郎(吉田鋼太郎)の会社取引先 野々村として登場だ。今回のプロジェクトには、娘の由香も関連会社の担当で抜擢された。もちろん大森も参加するので、源太郎としてはやりづらそうだ。
野々村は会食の席で、少しずついろんな種類を食べたいと単品料理をたくさん注文する。食べきれない量を平気で頼む野々村に由香たちは食品ロスに繋がるのではと苦言を呈するが、野々村は店側は大量に仕入をしていて、食材はどうせ余って捨てられるのだから、対価を払って消費してやっていると自論を展開する。伊藤家でもその話題が上がるが、満場一致でそれは「ダメ」だとなるが、大量消費、大量廃棄の世の中に生きている事実もあり、これからどう生きていくべきかを源太郎は娘たちに問いかける。
源太郎は野々村を由香や大森たちと共にランチに誘う。向かったのは古びた佇まいの小さな定食屋。そこは、曜日や天候で客数を予測して食品ロスを出さないように努めている店で、繁盛後だった為、品切れも結構ある状態だった。しかし、小鉢もたくさん付いている定食は、丁寧に作られていて味も美味しい。今回は、野々村も無駄に注文することも無く、満足に完食していた。由香は源太郎に言う「決めたね、ハンサムで」。
ところで、このシリーズのドラマ終盤にかかる曲は、ザ・ロネッツの「Be My Baby」だ。1963年のアメリカの懐メロだ。前シリーズに使用されていたユーリズミックスの「There Must Be an Angel」も良かったが、「Be My Baby」も日本国内でも多くのアーティストがカバーしている名曲だ。